認知症で共有名義・持分の不動産が売却困難に

ご相談の中でもお話が複雑になる
可能性のあるケースを
いくつかご紹介いたします。

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親族3人で共有名義の土地を売りたい
(うち1人が認知症の疑い)

物件所在地:岩手県 ご相談者:姪
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パーキンソン病の兄と共有名義の
土地を売りたい

物件所在地:鹿児島県 ご相談者:妹
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家族で共有名義の土地を
売りたいと考えています。

母が1/2、私が1/4、兄が1/4の持分ですが
兄がパーキンソン病で入院しており
意思表示が困難な状況です。

兄の配偶者やお子さんは
その土地は不要なので
売却して構わないと言っています。

このようなケースでも
売却可能なのでしょうか?

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15%の権利を持つ母が認知症になり
売却できず困っています

物件所在地:埼玉県 ご相談者:長女
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母が認知症で父が末期がんです。

母の介護費用のために家を売りたいのですが
家の所有権の15%を母が持っており
認知症だと取引ができないようなので
困っています。

父の余命が数か月のため
生きているうちに処分したいです。

このように売却をご希望の不動産が
共有名義で、その中に認知症の方が
含まれているケースのご相談も
増えてきています。

もしご両親に認知症の疑いがございましたら
共有名義の不動産が無いかについても
早めに確認されることを
お勧めいたします。

ほんの少しでも権利を持っているだけで
その不動産の売却が難しくなってしまいます。

共有名義は関係者も多くなりますので
お話が複雑になるかもしれません…