ご相談内容
ご相談者様のお母様は認知症の疑いがあって施設に入所中。施設の費用に充てるため、お母様が所有するご自宅と学生寮2棟を売却したいとお考えで、当サポートオフィスにご相談くださいました。以前、司法書士に相談されたそうですが、認知症の症状があるとのことで断られてしまったそうです。
解決を困難にしている要因
①お母様に行為能力(*)があるのか?
*契約などの法律行為を単独で確定的に有効に行うことができる能力
②不動産はそのままでの売却が難しい状態
▶ご自宅
空き家の状態が長く老朽化。売却するには建物を解体して更地(さらち:何も無い状態)にすることが望ましいのですが、ご相談者様のほうで更地にする費用の捻出が難しい。
▶学生寮
入居者がおり、無理やり退去させることは難しい。老朽化も進んでおり、売却するには建物の修繕工事も必要。さらに土地の境界線が不明確で面積が確定できないため、事前に測量を行って隣地との境界線を確定させなければならない。
結果
当社および司法書士との面談でお母様に行為能力があることが確認でき、ご兄弟からも売却に賛成であることが確認できたため、当サポートオフィスで買い取らせていただきました(ご相談を頂いてから約3か月後)。
不動産については、ご自宅と学生寮2棟をそのままの状態で買い取らせて頂いたため、売却にあたってご相談者様に費用が発生することはございませんでした。(建物を解体して更地にする費用、修繕工事の費用、境界を確定させるための測量等の費用はかからず)
このように、当サポートオフィスでは不動産がどのような状態であっても、できるだけご相談者様のご希望に沿えるようご支援をさせていただきます。